前から構想はあったのですが、家の天井に穴を開けるのを躊躇してたんですねぇ。
まず、道具と材料の選定です。
1.ネジの選定
スクリーンを支えるのに足る引き抜き強度がないといけません。
住宅内に設けられる壁付け手すりの取付けネジ引抜き荷重という資料から3.5x40mmのネジの引き抜き強度は1本あたり100kgf以上(100kgで引いて引き抜ける)ということがわかったので4.0x65mmのネジを選択。
ネジの長さは石膏ボード11㎜+1x4材の厚み18㎜+野縁に30㎜入るように計算しました。(もう少し長くてもよかったかも)
2.設置位置の選定
スクリーンは10kg弱ありますので、天吊りするためには、石膏ボードではなくて、天井を支えている木にネジを打ち込まなくてはいけません。
ミサワのパネル工法の家の天井はこんな構造になっています。
この細い棒(野縁(のぶち)というらしいです)を狙ってネジを打たないといけません。
なので、野縁を探す道具を購入。
やはり直接刺すものがないと確信が持てませんねぇ。ただ闇雲に指すと小さいとは言っても穴だらけになりますから、下地センサーであたりをつけてからどこ太で正確にみるという使い方が無難です。
当家の野縁はスクリーンに対して垂直にあるので直接スクリーンを天井に設置できず、1x4材を挟んで固定することに
設置後ですが、野縁に3本のネジで固定しました。
ポイントは必ず下穴を開けたほうがよいということです。
木ねじの引き抜き耐力におよぼす下穴径の影響という発表によると、下穴無しの場合引き抜き耐力が低下するということはわかっているので、3㎜ドリルで下穴を開けました。板を持ちながら穴あけをするので、木くず、石膏ボードくずが降ってくるので焦らないように!
3.1x4材の取り付け
計画通りにネジで固定しました。
4.天吊りスクリーンの設置
20㎜の皿ネジ4本で固定しました。
以上、参考までにアップしてみました。
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